北樹出版の大学教科書

北樹出版の大学教科書

検索結果

280 件 (2130件目 - 3P/全28P)

 

始原と根拠の形而上学
冲永宜司
価格: 4,600円+税
いかにして物質から意識が生じるのか。物質と意識の断絶と、一方から他方が生じるという考えそのものを刷新し、意識の物質的な根拠という構図を再考した上で、存在一般の始原や根拠への問いを新たな角度から吟味する。著者長年の思索を呈示する試み。

»詳細を見る
 

デリダのポリティカルエコノミー
パレルゴン・自己免疫・暴力
田島樹里奈
価格: 2,300円+税
筆者は、現代の社会は自己免疫的疾患症状を呈していると指摘する。それは、死と暴力のエコノミーが蔓延し、その状況を回避するために安全保障を強化することが、返って友と敵の区別を崩壊させ、不可避的に自らの友をも傷つけてしまう症状である。こうした現況に対し、本書はデリダの脱構築を方法的に用いることによって、社会や国家が抱える死と暴力のエコノミー構造を暴き出し、21世紀の世界の病理を明らかにする。メディアやアートの概念の意味を限りなく拡大することで、ハイテク化し多様化しながらグローバルに拡散する様々な暴力が、宗教や政治的権力から個人の趣味に至るまで支配する現況を批判的に超えていく方途を提起する。

»詳細を見る
 

グローバル時代の宗教と情報
文明の祖型と宗教
保坂俊司
価格: 2,200円+税
グローバル時代の危機管理のひとつとして、宗教に関する正確な情報・知識の重要性を論じ、特に比較文明学の方法論を用いて、現代社会の理解を宗教の側面から試みる。第1部では代表的宗教の基礎知識を抑え、第2部では現代の宗教問題を、国民国家、グローバリズム、近代資本主義経済等のトピックと関連づけて解説する。

»詳細を見る
 

近代日本における功利と道義
福沢諭吉から石橋湛山まで
松井慎一郎
価格: 2,200円+税
大東亜戦争期における道義の強調、その反動としての戦後の経済大国を目指す功利の追求、その結果生じたとされる現代社会の問題に対する道義の揺り戻しなど、日本思想の中の二つの価値観を振り返り、日本思想に通底する課題を探る試み。

»詳細を見る
 

北欧学 構想と主題
北欧神話研究の視点から
尾崎和彦
価格: 8,500円+税
「北欧神話」に表象される最深の論理と民族意識を抽出し、「北欧的精神」の原初的形態を探究。「たった一人の宗教」という理念を手がかりに、19世紀ロマン主義影響下における北欧神話の復興と、反ロマン主義思想家キェルケゴールとの関係を描く。終章では、「北欧的なもの」に関する著者のこれまでの探究の軌跡を紹介し、なかんずく宗教批判・医療倫理・環境思想の領域における「北欧的ヒューマニズム」の可能性を提示する。

»詳細を見る
 

3・11 〈絆〉からの解放と自由を求めて
田中かの子
価格: 1,700円+税
(カバーデザインのメッセージから)
カバー正面:震災は、人と人との〈絆〉というものがうるわしいだけではなく、いとわしくもあることを示す。その真実に光をあてた本書では、被災地での人生の時間を、創造的な協同作業に活かすことを提案する。〜「個室シェルター」や「トイレ作法」のアイディアに注目 〜

カバー背面:その人の存在をまざまざとよみがえらせ、対話できる関係でいられるのなら、その人はいま、そこに「生きている」のである。突然の別れが訪れても、お互いが直ちに「生者と死者」に分かれるわけではない。本書でも、「生者」か「死者」かの便宜的な使い分けは、一切、しないことにした。

»詳細を見る
 

歎異鈔講話
蜂屋賢喜代
伊藤益 校訂 
価格: 5,500円+税
ーー歎異鈔を近代によみがえらせた幻の名著の復刊ーー

大正末期から昭和中期にかけて活躍した、真宗大谷派の念仏者 蜂屋賢喜代の代表的講話集を、原著が醸し出す独特の空気を保ちつつ旧字体・旧仮名遣いを改め、現代の読者が読みやすい文体で再刊。親鸞思想の本質を説く。

「だいたい、この一節は「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」、これだけのことを話したいのであります。善人でさえ助けられるのならば、悪人はむろん助けらるる、ということを申したいのが、親鸞聖人のお心であります。ところが、(中略)私の親しくしているある紳士は、この第三節と第九節とは、どうも道理に合わないと思う、理屈にはずれているようであるから、これはおそらく親鸞聖人の誤りではないか、これをいわれたときの聖人の頭は、どうかしていたのではなかろうかと思うと、いわれたことがあります。しかし、私にいわせれば、この節と第九節が、なるほどとわかるようになってこそ、はじめて宗教というものがわかったのだと思います」(「第三節 悪人救済」より抜粋)

»詳細を見る
 

言霊と日本
言霊論再考
樋口達郎
価格: 2,000円+税
古くは万葉集に初出を見る「言霊」を、日本思想における重要な考察対象と位置付け、その意味と意義を、自国意識・自国語意識をめぐるアイデンティティの歴史という視点から再考した、画期的論考。



»詳細を見る
 

生活と思索
「先駆的二人称」を求めて
川津茂生
価格: 2,400円+税
哲学と自然科学の乖離を架橋しうるものとして、「一人称と三人称の対立」を宥和する「先駆的二人称」の概念を提示。キリストの思想を足がかりとしつつ、「存在の科学」を素描する。

»詳細を見る
 

念仏者 蜂屋賢喜代
伊藤益
価格: 2,000円+税
真宗大谷派光照寺の住持であり、雑誌『成同』を主宰するほかひろく布教・伝道活動を展開した、蜂屋賢喜代の境涯と思想の軌跡を辿る。

〈著者紹介〉
伊藤 益(いとう すすむ)
1955年京都市に生まれる。1986年筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科修了(文学博士)。現在、筑波大学人文社会学系教授。主要著書『ことばと時間―古代日本人の思想』(大和書房、1990年~1992年度和辻賞受賞)

»詳細を見る

AmigoDatabase - 管理