 |
神道ではない日本の「かみ」史・古代中世編
加藤みち子 著
価格: 1,800円+税
|
商品の紹介
T 旅立ちの前に
第1章 日本の「かみ」とは? ―十の特色 1 「村の鎮守のかみさまの〜♪♪♪」 2 「かみ」とはどんな存在か―宣長の説明 3 日本の「かみ」、十の特色 まとめ
第2章 「まつり」とは?―「かみ」と人はどうかかわるか 1 「まつり」―「かみ」とつきあう方法 2 「祝詞」―「かみ」とコミュニケーションする方法 3 「依代」―「かみ」の来臨する場 まとめ
U 仏教と出会って発展する「かみ」
第3章 変容発展する「かみ」―仏教伝来以前の「かみ」と仏教と出会った「かみ」 1 ローカルエリアでの「かみ」への「まつり」の成立 2 律令制度と出会った「かみ」―記紀の成立とアマテラスオオミカミ 3 仏教伝来 4 仏教と出会って発展する「かみ」ステップ1―苦しむ衆生 まとめ
第4章 仏教と出会って発展する「かみ」ステップ2―修行する「かみ」、出世する「かみ」八幡神 1 八幡神の来歴―自然の「かみ」から護国の「かみ」へ 2 八幡神の仏教との出会いによる発展―苦しむ衆生から八幡大菩薩へ 3 八幡神その後の発展―武士の守護神へ まとめ
第5章 仏教と出会って発展する「かみ」ステップ3―仏になった「かみ」 1 本地垂迹説の成立 2 本地垂迹説による「かみ」・仏関係説明の展開 3 天台宗内部における「かみ」と「仏」の関係の説明 1.日吉社にまつられている「かみ」 2.天台宗の文献の中の「かみ」と「仏」 を関係付ける理論 4 仏になった「かみ」 まとめ
V 神職の言説の中で発展する「かみ」
第6章 「皇」字を欲しがる神―社寺縁起と伊勢神宮 1 神職による「かみ」についての言説―社寺縁起 2 伊勢神宮にまつられている「かみ」 1.内宮の「かみ」アマテラスオオミカミ 2.外宮の「かみ」トヨウケノオオカミ 3 「皇」字論争と外宮神職作成の社寺縁起 1.「皇」字論争 2.二所皇太神宮を主張する伊勢の社寺縁起 4 二所皇太神宮を主張する伊勢の社寺縁起の内容 1.「幽契」―表はアマテラスオオミカミ、裏はトヨウケノオオカミ 2.トヨウケノオオカミ:アメノミナカヌシノミコト(天御中主尊)とアマテラスオオミカミ:クニトコトタチノミコト(国常立尊) 5 「皇」字を欲しがる「かみ」 まとめ
第7章 「かみ」のパンテオンを乗り越え根源神へ 1 度会家行と『類聚神祇本源』 2 家行の主張の特色 1.神祇の本源 2.人と人の道についての説明 3 根源神への発展 まとめ
第8章 『神皇正統記』と出会った「かみ」―普遍神へ 1 北畠親房と『神皇正統記』成立の背景とその内容 2 親房のいう「神国」の意味と古来の「神国」の意味 3 「三種の神器」から三種の「徳」へ 4 普遍神への発展 まとめ
W 人と出会って発展する「かみ」
第9章 人の「たま」が「かみ」としてまつられること―御霊信仰 1 御霊信仰以前―「かみ」と「たま」 2 御霊信仰と御霊会 3 「かみ」としてまつられる御霊たち 1.八〜十世紀の御霊と御霊神社 2.中世の御霊信仰とその後 4 人の領域に進出した「かみ」 まとめ
第10章 「心」と出会った「かみ」―吉田の「唯一神道」 1 吉田兼倶の出自とその時代 2 兼倶の業績 3 『唯一神道名法要集』における兼倶の主張 1.元本宗源神道 2.大元尊神 3.「我即神」の「まつり」 4 「心」になった「かみ」 まとめと展望
X エピローグ
第11章 「かみ」と出会った人―三社託宣と「かみもうで」 1 「かみ」のことばの伝播―和歌、縁起絵から三社託宣まで 2 遠隔地の神社に参拝するということ まとめ
|
商品の詳細
ISBN: 9784779302893
判型: 四六並
ページ数: 160
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 2011 年4 月25日
|