人間の哲学T 伴 博著 - 北樹出版の大学教科書

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人間の哲学T

人間の哲学T
伴 博
価格: 3,600円+税

商品の紹介

緒 論 「人間の哲学」について
一 「人間の哲学」
二 哲学的観点の多様性に関して
三 哲学と人間との関わりの問題
四 哲学と人間との関わり I―西欧哲学史の瞥見において 
五 哲学と人間との関わり U―「人間の哲学」への道

第一部 人間の自覚的存在論―本来の哲学的な人間学

序 論 その体系構成について
第一節 原理について
第二節 始元について―人間存在の諸部面
一 始元の問題 
二 人間の存在(在り方)の基本的な諸部面
第三節 方法について
一 方法論の問題
二 方法概念の二種のタイプ
三 この場合の方法
付 説  本書の論述における(弁証法的な)両義的性格について
一 全体性と個体性
二 動態的と静態的(発展的と構造的)
三 客観的と主体的、表裏の相互性―転換の問題 
追記 本書の論述に関する追記
追記一 (第一部)副題の名称変更について
追記二 本書の主題的内容に関して
一 世界の問題
二 東西の問題
追記三 本書の論述の基本的性格に関して
一 いわゆる「主客関係」的発想について
二 いわゆる「人間中心主義」問題について

第一篇 生存の次元
第一章 身体的生存そのもの
緒 言 身体的生存の即自面と、その考察の本質性格について
第一節 実体としての身体の主体的統一性
一 始点としての身体
二 始点からの展開
三 さらなる展開の可能性
付説 始元としての身体的存在と物質的存在
第二節 活動体としての身体の弁証法的統一性
一 身体の即自的な活動性
二 身体の対他的・対自的な活動
三 その活動の哲学的意義
付説 生存次元における実在論的了解
第三節 自己形成体としての身体の超越論的統一性
一 自己存在における媒介性と主体性―自己形成
二 自己形成の生産的な展開―自己増殖とその二形態
三 その活動の超越論的意義
付説 「超越論的」の語の用法について―カント的用法との比較
第一章の付説
付説1 在来の哲学的な生命概念と、この場合の理解
付説2 全体の構造的発展性、ならびに当部面と「存在」問題との関係

第二章 行動における生存
緒 言 生存の対他的・対自的側面としての行動
第一節 即自的な対他的行動―本能的な身体的反応
一 生命体における行動―刺激に対する反応
二 反応行動の発展(の区分)
三 本能的な反応行動からの脱却(止場)―動物から人間へ
第二節 反照的な対他的行動―道具による技能的反応 
一 道具の主体的意義
二 道具の世界開示的意義
三 道具の限界性と移行
付説 人間における技能性の考察について―その史的瞥見
第三節 即且対自的な対他的行動―言語における反省的反応
緒言 言語と道具
一 言語の対象的機能 
二 言語の対語的機能
三 言語の対人的機能
四 言語の対自己的機能
第二章の付説
付説1 いわゆる「哲学的人間学」について
付説2 当部面と「認識」問題との関係

第三章 共同存在における生存
緒 言 生存の即且対自的な面としての主体の共同存在
第一節 即自的な共同存在―本能的な共同的反応
一 最も即自的な共同的反応―生殖
二 共同存在の展開
三 共同存在の本能的次元の止揚
付説 中間動物における「高度社会」理解に関して 
第二節 共同存在の原初的な対自化―ジッテの原初的共同性  
一 ジッテ
二 一般的意味でのジッテ(一般的習俗)
三 勝義のジッテ(モーレス、掟)
四 ジッテの意義と問題性―移行の可能性
五 ジッテの文化的移行
第三節 共同存在の原初的な自覚―原初的共同性の心情としてのエートス
一 エートスの一般的意義
二 ジッテに対応するエートス
三 エートスの文化的移行
第三章の付説
付説1 原初的な倫理について―ジッテとエートス
付説2 原初的な宗教と芸術について
一 原初的な宗教について  
二 原初的な芸術について

第一篇「生存」に関する付説
付説一 <Dasein> について
一 これまでの諸理解
二 この際の理解
付説二 ロゴスとパトスについて
一 ロゴスとパトス、その一般的理解
二 この場合の理解
付説三 この次元と対応の哲学説について
一 この際の「哲学説」について―次元との「対応」の意味
二 「対応」の諸説
三 前記諸説の「批判的理解」に関して

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0238-1
判型: A5
ページ数: 340
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 2010 年6 月20 日

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