現代人と宗教世界[増補版] 芹川博通 著 - 北樹出版の大学教科書

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現代人と宗教世界[増補版]

現代人と宗教世界[増補版]
脳死移植・環境問題・多元主義等を考える
芹川博通
価格: 2,600円+税

商品の紹介

第1部 宗教とは何か

第1章「宗教」という言葉の意味
1.中国や日本で用いられた「宗教」の意味 
2.現在使用されている「宗教」の意味

第2章 宗教の定義
1.「聖」の概念 
2.「究極的関心」の概念

第3章 宗教の諸類型
1.発生の事情による類型 
2.伝播の仕方を基準とする類型 
3.内容や性格による類型 
4.宗教の三類型による諸宗教の概観 1未開宗教 2 民族宗教 3 世界宗教

第4章 宗教の構造と機能
1.宗教の構造  1 教義 2 儀礼 3 宗教集団
2.宗教の機能 1 宗教の個人的機能 2 宗教の社会的機能 3 都市社会における宗教の機能

第5章 宗教研究の歴史と宗教学
1.宗教研究の歴史 
2.宗教学の成立
3.宗教学の領域

第6章 宗教学の体系化
1.宗教民族学から宗教人類学へ
2.宗教心理学 1 回心 2 信仰 3 宗教体験 4 精神分析と宗教
3.宗教社会学 1 宗教と経済 2 社会変動と宗教
4.宗教現象学

第7章 宗教学の現在
1.日本の宗教学
2.比較宗教学とは何か 1 宗教比較の二類型 2 宗教の新研究に対する名称 3 宗教学の成立 4 宗教学に対する各種の名称 5 比較宗教学の再生

第2部 現代と宗教

第1章 社会変動と宗教変容
1.都市化時代と宗教
2.宗教変容と世俗化
3.宗教不滅論と宗教衰退論

第2章 宗教の自然観と現代の環境問題
1.問題の所在
2.諸宗教の自然観 1 ユダヤ教・キリスト教の自燃観 2 イスラム教の自然観 3 バラモン教・ヒンドゥー教と仏教の自然観 4 中国人・日本人の自然観
3.神・自然・人問の関係に基づく宗教の諸類型
4. 神・自然・人間の哲学上の課題
5.環境問題への宗教類型論からのアプローチ

第3章 原理主義と神秘主義―1970年代以後の宗教運動
はじめに
1.宗教学における原理主義と神秘主義
2.現代日本の新宗教運動
3.オウム真理教事件とその評価
おわりに

第4章 宗教的多元主義の現在
1.多元主義と多神教的エートス 1 多元主義とは何か 2 多神教的な魂は多重人格を包含する
2.多元主義的なキリスト教神学 1 ジョン・ヒックの多元主義的なキリスト教理解 2 キリスト教の唯一性神話を超えて 3 キリスト教の唯一性の再認識
3.宗教的多元主義と現在・未来

第5章 脳死・臓器移植問題と宗教倫理
1.献体と臓器移植
2.臓器移植と脳死を「人の死」とすることについて 1 臓器移植法の要点 2「人の死」に対する国の介入を危恨する 3 法律の整合性の問題 4 違法性の阻却 
3.仏教の立場から脳死は「人の死」か 1 仏教の生命観・生死観 2 仏教の救済思想 3 仏教の自殺観と不殺生戒 4 仏教の霊魂観と身心観
4.脳死と「人の死」―私見―  1 脳死を「人の死」としない臓器移植法ができなかったか 2 死ぬ権利 3 臓器移植医療の問題 4 移植外科医の救済法

あとがき

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0143-8
判型:
ページ数: 264
ジャンル: 哲学・倫理・宗教
刊行年: 2009年4月15日

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