発達と教育 文教大学教育学部発達教育課程 編著 - 北樹出版の大学教科書

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発達と教育

発達と教育
文教大学教育学部発達教育課程 編著
価格: 2,500円+税

商品の紹介

子どもの発達と教育を学びや育ちの場の具体的実践に焦点を当てて、その課題と可能性を広く深く論じた充実の書。文教大学教育学部発達課程設置時の全専任教員が参加執筆。


目次

第1部 「発達」の理解と支援:保幼小中の発達理解と子ども支援
第1章 子どものふり遊び・ごっこ遊びと保育者のかかわり(石川洋子)
    第1節 子どもとふり遊び
    第2節 年齢別のふり遊び・ごっこ遊びと保育者のかかわり
第2章 子どものこころと体の調整力を育む身体活動(井和夫)
    第1節 子どもの調整力について
    第2節 子どもの身体活動による心理社会的恩恵およびその介入効果
    第3節 こころと体の調整力を育む実行機能の役割
第3章 小中学生の歌唱における「音痴」意識:学年差・性差に着目して(小畑千尋)
    第1節 問題の所在
    第2節 質問紙調査について
    第3節 結果と考察
    第4節 児童生徒自身の意識に目を向けた歌唱指導の必要性
第4章 不登校支援を再考する(桑原千明)
    第1節 不登校をどうとらえるか
    第2節 不登校の子どもたちをどう支援するか
    第3節 不登校支援の実際
    第4節 本性のまとめ
第5章 子どもが「うまく生きていく」ための脳育てとは(成田奈緒子)
    第1節 「うまく生きていく」ことを強調する育児・教育
    第2節 子どもの正常な発達とは
    第3節 十分な睡眠時間が脳を育てる
    第4節 ペアレンティングの重要性
    第5節 睡眠リズムの確立から始める治療・支援
    第6節 現代の子育てに求められる「正しい知識」とは

第2部 「発達」の諸相:関連領域における文脈からの問い直し
第6章 言語・コミュニケーション発達の様相と大人の役割の重要性(小野里美帆)
    第1節 前言語期のコミュニケーション
    第2節 語彙意味の獲得
    第3節 語用論の発達
    第4節 養育者の役割
第7章 学習観の転換から生まれる「学びのストーリー」(小野沢美明子)
    第1節 世界でたったひとつのドラマ「伊那小春組物語」
    第2節 学習観の転換から生起する「学びのストーリー」
第8章 「相対的年齢効果」(RAE)について考える(小林稔)
    第1節 プロスポーツとRAE
    第2節 RAEに関するさまざまな研究
    第3節 RAEのメカニズムは?
    第4節 RAEを小さくする方法・施策について
第9章 「不条理な校則は改めるべき」は本当か?:〈他者〉・法・享楽の精神分析的考察から(佐藤晋平)
    第1節 はじめに
    第2節 ピンクのTシャツと主体
    第3節 教育は快適なもの?
    第4節 おわりに
第10章 思想としての障害児教育(八藤後忠夫)
    第1節 養護学校義務化と特別支援教育構想の再考
    第2節 学習と発達の保障か 関係の重視か
第11章 インクルーシブ教育における障害観の相克(佐々木順二)
    第1節 現代の障害観
    第2節 障害観の変化と「支援」
    第3節 インクルーシブ教育と障害者支援の3つのアプローチ
第12章 モラル(人間性)を育てる綴方教育の探求:童心主義の立場から(太郎良信)
    第1節 『赤い鳥』綴方の再評価の対象
    第2節 木村文助の綴り方教育の歩みと『赤い鳥』の出会い
    第3節 「綴方生活」を動機とした自己創造
    第4節 「綴方生活」と童心主義
    第5節 文学者たちからの注目

第3部 「発達」と「教育」の架橋:教育実践場面への適用と展開
第13章 学校における教育相談の現在とこれから(会沢信彦)
    第1節 コロナ禍における教育相談
    第2節 教育相談とは何か
    第3節 教育相談を支える理論・モデル(会沢, 2019)
    第4節 教育相談のこれから
第14章 一時的ことば・二次的ことば:幼小接続教育としてのことばの学び(藤森裕治)
    第1節 「第一次的ことば・二次的ことば」とは何か
    第2節 教育実践場面における「一次的ことば・二次的ことば」
    第3節 「一字的ことば・二次的ことば」を豊かに育てる要件
第15章 算数・数学における数学的な表現を主体性に活用する力の育成(清水邦彦)
    第1節 変わりゆく子どもたちの算数・数学の学び
    第2節 わが国における数学的な表現力およびICTの現状
    第3節 主体性に着目した数学的な表現とICTのかかわりについて
    第4節 学校現場におけるさまざまな取り組み
    第5節 これからの子どもたちの豊かな学びのために求められるもの
第16章 「まなびほぐし」を基盤に据えた造形表現(宮野周)
    第1節 保育者自身が感じて学ぶ造形表現(図画工作)の授業
    第2節 授業実践のための視点
    第3節 素材・材料体験を中心にした授業
    第4節 指導法・援助について体験的に学ぶ授業
    第5節 実践を通して学ぶ
    第6節 学生の「感じる」体験と「まなびほぐし」の授業実践を通して
第17章 大学生の子どもを見取る作業とその成果:「自律的学習」観に立つ、プロジェクト的な取組を通して(小幡肇)
    第1節 「自律的学習」観に立つ授業における子どもを見取る力
    第2節 ゼミ生が子ども見取る力を身に付ける
    第3節 子どもを見取る作業の成果
    第4節 まとめ
第18章 幼小接続カリキュラム研究の視点(浅野信彦)
    第1節 はじめに
    第2節 幼小連携・接続に関する議論の展開
    第3節 幼小接続カリキュラム研究のアプロ―チ
    第4節 今後の課題
発達教育課程発足までの道程

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0744-7
判型: A5
ページ数: 234
ジャンル: 教育
刊行年: 2024年2月

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