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「子どもが育つ」をともに支える
原信夫・松倉佳子・佐藤ちひろ編著
佐藤恵・八田清果・佐藤純子・室井佑美・守 巧・石本真紀・橋雅人・丸橋亮子著
価格: 2,300円+税
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商品の紹介
「子どもが育つ」をともに支える子育て支援を、保育現場の実例に基づく事例やワークから実践的に学ぶ。保育士養成課程新科目「子育て支援」のカリキュラムに対応。具体的な理解が深まる演習となるよう、ワークのポイントや解説を充実させ、キーワード、ブックガイド、用語解説も掲載。
目 次
<第1部 保育士の行う子育て支援の特性>
第1章 子どもの保育とともに行う保護者の支援 1 保育と子育て支援 (1)子どもの最善の利益 (2)保育士の専門性 2 保育士が行う子育て支援
第2章 日常的・継続的な関わりを通じた保護者との相互理解と信頼関係の形成 1 日常的・継続的なかかわりを通した保護者への支援 2 保育者と保護者との関係性 (1)保育士と保護者の間における相互理解と信頼関係とは (2)信頼関係形成のための保育士の基本的態度・姿勢 (3)なぜ信頼関係が必要なのか
第3章 保護者や家庭の抱える支援のニーズへの気づきと多面的な理解 1 家族形態の変容と子育て家庭の状況 (1)少子化社会と子育て家庭の縮小化・孤立化 (2)現代社会と子育てと子育ち 2 多様化する子育て家庭と福祉ニーズ (1)膨らんでいく支援ニーズ (2)子育て家庭の力が育まれる支援の必要性 3 子育て家庭の支援ニーズに気づき・理解し・対応する
第4章 子ども・保護者が多様な他者と関わる機会や場の提供 1 子ども・保護者が出会う「多様な他者」とは (1)多様な他者と関わるうえでの現代社会の特徴 (2)出会う環境の範囲とそこで出会う他者 2 子ども・保護者が多様な他者と関わる「機会」や「場」 (1)多様な他者と関わるさまざまな主催者と機会を設ける目的 (2)さまざまな主催者が設ける機会や場と内容 3 保育士の行う、多様な他者と関わる機会や場の提供 (1)保育士の専門性 (2)保育士の専門性を発揮した機会や場の設定と意識すべき3つの間
第5章 保育士として子育て支援を行うために Part1:自己理解・他者理解 1 自己理解 (1)自分を理解するとは (2)保育士に求められる自己理解 2 他者理解 (1)他者を理解するとは (2)保育士に求められる他者理解
第6章 保育士として子育て支援を行うために Part2:価値観の違い、コミュニケーションの技法など 1 価値観の違い 2 自分とは異なる他者を理解するということ (1)共感とはなにか (2)基本のコミュニケーション技法
<第2部 保育士の行う子育て支援の展開>
第7章 子育て支援のプロセス 1 子育て支援のプロセス (1) ケースの発見・インテーク (2) アセスメント(事前評価) (3) 支援計画(プランニング) (4) 介入(インターベンション) (5) モニタリング (6) 評価 (7) 終結 2 職員間の連携・協働 3 社会資源の活用と自治体・関係機関や専門職との連携・協働 (1)社会資源の活用 (2)自治体・関係機関や専門職との連携・協働
第8章 事例で考える子育て支援のプロセス 1 インテーク (1)事例の概要 (2)ケースの発見・インテーク (3)解説と考察 2 アセスメント (1)事例の概要 (2)解説と考察 3 プランニング・インターベンション (1)事例の概要 (2)解説と考察 4 再アセスメント・再プランニング (1)事例の概要 (2)解説と考察
<第3部 保育士の行う子育て支援とその実際(内容・方法・技術)>
第9章 保育所等における支援 1 保護者の抱える子育ての悩みと相談内容 2 保育所利用家庭に対する支援の内容 (1)送迎時の丁寧な対応 (2)個人面談 (3)保護者向け講座の実施 (4)父親懇談会 (5)出会い保育 3 事例検討 (1)事例1:保育所に不信感を抱く保護者 (2)事例2:認められたい保護者 (3)事例3:保育者と話をしたい保護者 4 事例の解説と考察
第10章 地域の子育て家庭に対する支援 1 地域の子育て家庭の現状 2 保育・幼児教育施設の特性を生かした子育て支援 3 保育所における地域子育て支援の実際 (1)地域の子育てを支援するイベントの実施 (2)ふれあい体験保育 (3)ふれあい運動会 (4)児童館との連携 (5)おもちゃの広場 4 事例検討 (1)事例1:保育所で開催「おもちゃの広場」 (2)事例2:地域親子と保育所をつなぐ「ふれあい運動会」 5 事例の解説と考察
第11章 障害のある子ども及びその家庭に対する支援 1 障害がある保護者が抱えている課題とその背景 (1)保護者が置かれている状況 (2)保護者は、日常的なかかわりから子どもの発達を理解していく (3)専門機関との連携や社会的資源の活用 2 事例検討:思うように関係が作れなかった保護者 3 事例の解説および考察 4 保護者が子どもの障害を受容すること (1)障害の受容過程は多様性がある (2)障害受容の影響を与える要因 (3)障害受容の過程(段階説モデル、らせん形モデル) 5 まとめ (1)“子どものため”という言葉 (2)子どもの様子について障害名等を使わないで説明できるように (3)専門機関とつながっているケース
第12章 特別な配慮を要する子ども及びその家庭に対する支援 1 特別な配慮を要する子どもや家庭 2 ひとり親家庭の現状 3 ひとり親家庭の生活 4 事例検討 (1)場面1:問題の発見 (2)場面2:インテークからアセスメントへ 5 事例の解説と考察
第13章 子ども虐待の予防と対応 1 子ども虐待について (1)子ども虐待の定義 (2)子ども虐待の発生要因 (3)DV(ドメスティック・バイオレンス)と子ども虐待 (4)保育所における児童虐待のチェックリスト 2 子ども虐待と関係機関 (1)児童相談所 (2)子育て世代包括支援センター 3 事例検討 (1)事例1:保育所内での事例 (2)事例2:ネグレクト(育児放棄)の事例 (3)事例3:DVが疑われる虐待の事例 4 事例の解説と考察
第14章 要保護児童等の家庭に対する支援 1 要保護児童と社会的養護施設 (1)児童養護施設の支援の流れ (2)連携する専門職 2 保護者の支援 (1)保護者の状況を理解する (2)親子関係再構築の支援 3 事例検討 (1)事例1:施設で生活を送る子どもの支援について (2)事例2:保護者の支援について (3)事例3:家庭復帰にかかわる他機関との連携について 4 事例の解説と考察
第15章 多様な支援ニーズを抱える子育て家庭の理解 1 保育所における多様なニーズ 2 外国にルーツをもつ家庭の現状と課題 (1)コミュニケーションに関する課題 (2)文化に関すること (3)発達の保証に関すること (4)民族的アイデンティティーと日本への適応に関すること 3 事例検討 (1)事例1:給食の場面に表れる多様な文化 (2)事例2:外国にルーツをもつ家庭とのコミュニケーション 4 事例の解説と考察 (1)2つの事例に共通して、考えるときに持ちたい視点 (2)事例1について (3)事例2について 5 まとめ
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商品の詳細
ISBN: 9784779306372
判型: B5並
ページ数: 136
ジャンル: 教育
刊行年: 2020年4月30日
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