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生田 久美子編著
安村 清美編著
価格: 1,700円+税
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商品の紹介
より良い保育のために子どもをどのように捉えるべきか。思想と実践から多角的に子どもを「人間」として捉え返した意欲作。
【目 次】
第1章 子どもを「人間としてみる」(佐伯胖) 第1節 子どもを「教える対象としてみる」 第2節 子どもを「実験の対象としてみる」 第3節 人間研究の原点:人間の「心」をどう扱うか 第4節 「かかわり」の中で生きる人間 第5節 学びのドーナツ論
第2章 「子ども人間学」という思想に見る新たな「専門家」像:「技術的合理性」に基づく「専門家」から省察的実践家としての「専門家」へ(生田久美子) 第1節 「子ども人間学」という思想から見えてくる「専門家」像 第2節 省察的実践家像を支える論理的根拠 第3節 「専門家」が有する「省察力」をめぐるさらなる議論 第4節 「行為の中の省察」とNegative Capability 第5節 「省察力」を有する実践家である「専門家」とは何か 第6節 「子ども人間学」という思想から立ち現れる「専門家」像の未来
第3章 西洋教育史に見る子ども観と教育観の変遷:「子ども人間学」への道のり(石橋哲成) 第1節 「子どもとは何か」は、教育の根本問題 第2節 西洋の中世にみられる子ども観 第3節 西洋ルネッサンス期および近世にみられる子ども観 第4節 西洋の近代にみられる子ども観 第5節 近代のドイツにみる子ども観とその克服 第6節 西洋における「子ども人間学」の登場 第7節 「子ども人間学」のさらなる充実へ
第4章 大人・子ども関係を変える子育て支援の可能性(内藤知美) 第1節 「子育て支援」誕生の背景 第2節 子育て支援の内容と変容 第3節 子育て支援の今後:大人・子ども関係を変える支援システムの構築
第5章 子どもを「人間としてみる」ことから生まれる保育実践:子どもとの対話を通して「保育が変わる」とき(嶋景子) 第1節 保育実践の質の向上が求められる時代に 第2節 子どもを「人間としてみる」まなざしとは 第3節 保育者のまなざしが「変わる」とき
第6章 「ダンス」する子どもたち(安村清美) 第1節 ダンスの原点 第2節 人が踊るということ:身体運動を超えて 第3節 子どもたちはどのようなダンスを経験しているか 第4節 ダンスを踊ること創ること:まとめにかえて
第7章 フィンランドにみる子どもへの視座:ネウボラから若者支援まで(太田由加里) 第1節 日本とフィンランドにみる子どもへの視座 第2節 子ども主体のフィンランド独自のプログラム 第3節 乳幼児期から学童期へのプログラム 第4節 学童期におけるプログラム 第5節 フィンランドのユースワークと若者支援 第6節 フィンランドにおける今後の課題と展望
第8章 人間を「子どもとしてみる」:省察的実践を生きる(犬塚典子) 第1節 子ども/大人の関係:子どもは大人の父である 第2節 子ども/大人の区切りを考える 第3節 省察的実践を生きる
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0638-9
判型: A5並
ページ数: 176
ジャンル: 社会, 教育
刊行年: 2020年04月
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