コーズ・リレーテッド・マーケティング【増補改訂版】 世良耕一著 - 北樹出版の大学教科書

北樹出版の大学教科書

前のページにもどる

コーズ・リレーテッド・マーケティング【増補改訂版】

コーズ・リレーテッド・マーケティング【増補改訂版】
世良耕一
価格: 2,600円+税

商品の紹介

マーケットにおける進展のひとつである「企業の社会貢献活動」をマーケティング活動の一環と位置づけるコーズ・リレーテッド・マーケティングに着目し、その定義や位置づけ、実施時の効果や留意点など事例をひきつつ検証していく。「企業と社会の関係」についての概念を整理した第3章を全面改訂したほか、最新の調査データを追加した増補改訂版。



第1章 コーズ・リレーテッド・マーケティングとは
1 コーズとは
 1.コーズの定義 2.コーズの範囲
2 CRMの定義
 1.狭義CRMと広義CRM 2.フィランソロピーとCRMの相違点
  3.CRMの主体 4.本書が提唱する「CRMの定義」
3  「CRM=寄付付き商品」という誤解
 1.CRMにおいて重要なマーケティング目標の設定
 2.1リッター・フォー・10リッター・プログラムの事例研究
4 CRMの起源
 1.米国の各地域で行われた初期CRM 2.自由の女神修繕キャンペーン
5 普及の背景
 1.企業 2.コーズ 3.消費者

第2章 コーズ・リレーテッド・マーケティングの効果
1 CRMのプラス効果 
 1.短期的効果 
2 CRMのマイナス効果
 1.透明性が欠如している場合
 2.誤ったコミュニケーションを行った場合
第3章 「企業と社会の関係」とコーズ・リレーテッド・マーケティング
1 「企業と社会の関係」の整理
 1. 企業と社会の構図 2. 共通価値概念を導入した「企業と社会の構図」
 3. 「企業と社会の構図」成立阻害要因としてのCSV
2 CSVの問題点修正によるCSRと納税との共存
 1. CSVの自前主義の修正の必要性 2. CSVの直接的利益偏重主義の修正
3 本業を通したコーズ・リレーテッド・マーケティング
 1. CRMの「コンプライアンス」への援用 2. CRMの「CSV」への援用
 3. 「本業を通したCRM」の必要性
4 企業のコーズへの貢献方法による3類型
 1. 環境保護活動の場合 2. 障がい者支援活動の場合
 3.途上国支援活動の場合
5 要約と意義・課題

第4章 コーズ・リレーテッド・マーケティングの
    マーケティング研究における位置づけ
1 ソーシャル・マーケティングとの関係
 1.ソーシャル・マーケティングに関する概念整理
 2.マネジアル・マーケティングに位置づけられるCRM
2 マーケティング・ミックスとの関係
 1.プロダクト・ミックスとしてのCRM 2.プライス・ミックスとしてのCRM
 3.プレイス・ミックスとしてのCRM 4.プロモーション・ミックスとしてのCRM
3 CRMとブランド戦略との関係
 1.CRMによるブランド特性の補完
 2.ブランド拡張時の「命がけの跳躍」の命綱としてのCRM 

第5章 コーズ・リレーテッド・マーケティングを用いた戦略の検証
1 CRMのサンプリング促進効果の検証
 1.先行研究と仮説の導出 2.調査の概要
 3.結果と考察 4.要約と意義・課題
2 CRMの懸賞に対する効果の検証
 1.先行研究と仮説の導出 2.調査の概要
 3.結果 4.考察 5.要約と意義・課題

第6章 コーズ・リレーテッド・マーケティング実施時の留意点とその検証
1 CRM実施時の留意点
 1.「CRM当事者自身の特性」による留意点
 2.支援先コーズとの関係による留意点 3.「CRM実施方法」による留意点
2 CRM実施時の留意点に関する検証
 1.「消費者と支援先コーズの関係」がCRMに与える影響の検証
 2.寄付表記がCRMに与える影響の検証

第7章 日本でのコーズ・リレーテッド・マーケティング受容に必要な俯瞰
1 CRMと陰徳
2 納税を含めて俯瞰的にCRMを捉えることの必要性

商品の詳細

ISBN: 978-4-7793-0539-9
判型: A5
ページ数: 253
ジャンル: その他
刊行年: 2017年4月25日

AmigoDatabase - 管理