商品の紹介
小学校の社会科および教科横断的学習における「地域・社会にひらかれた学び」の授業実践を紹介。「相互啓発的学習観」「公民的資質」「公共性」という視点で、各授業の展開や子どもたちの変化にも着目し、「共生への学び」というテーマを理論・実践両面から解説した良書。
序 章 1「共生」というテーマへの接近 2「相互啓発的学習観」の視点から 3「公民的資質」の検討から 4「公共性」の視点から
第1章 興味の重なりと学級のテーマの追究:2年生「みんなで家づくり」 1「みんなで家づくりがしたい」という願いの共有と活動の見通し 2 協働のプロジェクトを形にしていく 3 自分のしたいことで「みんなの家」に貢献する 4「みんなの家」への強い思い 5「みんなの家」をより多くの人たちと
第2章 「人とともにいること」を経験する:2年生「秋のわくわく商店街」 1 活動を通して「他者」と出会う 2「秋のわくわく商店街」について 3「人とともに」活動をつくる 4 本物らしさの追究へ
第3章 個のよさが生きる学級・授業と「この子の物語」 :3年生「エーダン商店街に行こう」 1 個のよさが生きる 2 子どものこだわりや疑問が生きる展開計画づくり 3「この子」が生きる授業:浩と暁夫のとうふ屋調べ物語 4「この子の物語」を綴り続ける
第4章 地域に働きかけて問題解決を図る:3年生「どうする?ゴミ」 1 共生社会の構築に参画する力を育てる 2 地域に働きかける話し合い 3 一人一人の子どもが追究過程に位置づく授業
第5章 地域の人たちと協働する:4年生「グループ活動」 1 協働的な学級文化の創造 2 地域の探検・追究から生まれた活動 3 活動における子どもの主体性の尊重 4 表現と実践における子どもの意識 5 地域の人たちとの協働へ活動をひらく
第6章 生産者の思いにふれ、食と生活のあり方を問い直す :5年生「日本の食料生産」 1 仲間の発言から生まれた問題意識 2 仲間の見方・考え方を共有した追究 3 生産者に聞いて調べる 4 日本の食料生産の、何を、どう問い続ければよいか
第7章 社会問題を通して自己と学級のあり方を見つめる :5・6年生「水俣とわたしたち」 1「水俣とわたしたち」を学ぶ意味 2「水俣とわたしたち」の教科横断的な展開 3 一郎の出を支える教師、響き合う仲間
第8章 学級という社会のあり方を構想する:6年生「学級憲法づくり」 1 知識を獲得することと生きること 2 日本国憲法を手本に 3 6年1組学級憲法 4 学校で本当にすべきこと
第9章 内なる国際化から自らのあり方を問う :6年生「外国の人が日本で生活する時に困ること」 1「内なる国際化」問題の教材化 2 単元化の意図と学習展開計画 3 多文化共生をめざす授業
おわりに
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