商品の紹介
英国のEU離脱(Brexit)により、EU公用語リストから英語が消えるのか? 今こそ考えたい国際社会と言語の関わり。そして日本人が英語で悩む根源的理由。 ケンブリッジ大学で培った精神で多くのグローバル・エリートを育て続ける筆者による分かり易い教育哲学の書。
第1章 世界語としての英語の普及 1 アジアにおける英語(1) 2 EU公用語の建て前 3 英語もEUから離脱か 4 多様化する英語 5 外国語に対する過剰な構え 6 アジアにおける英語(2) 7 日本人にとっての英語
第2章 英語が身につかない原因の究明 その1 :内発的使命感の欠如 1 「英語」という悩み 2 英語が身につかない明確な理由 3 パワー・バランス理論 4 スマート・パワーとしての英語力 5 コスモポリタニズムの必要性 6 スマート・パワーの育成に向けて 7 ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)
第3章 英語が身につかない原因の究明 その2 :ドクサからの解放 1 日本語に関する見識の浅さの自覚 2 日本語も不得意な日本人 3 言語への依存度の低さ 4 母語獲得と外国語習得 5 イギリスにおける国語教育 6 日本で学ぶ留学生の姿勢
第4章 たった一つの鉄則 1 日本人らしさを誇りとする 2 基本的な文法の大切さ
第5章 発音の神秘 1 貴重な体験 2 発音に関する提言
第6章 社内英語公用語化は有効か 1 グローバル時代の企業の英語 2 表層的でないグローバル化 3 真のグローバル・エリート教育
第7章 アダム・スミスに学ぶ 1 アダム・スミスとの出会い 2 「共感」という哲学 3 教育の中に生きる「共感」 4 英語ネイティブ教員の資質 5 世紀を超えた学問の進展
第8章 憶えておくと役に立つ日本語の特徴 1 全部を言わない美学 2 全部を言わなくて良い構造 3 「私」が内在する形容詞群、動詞群 4 「独り言」で成り立つ対話 5 実質よりニュアンス 6 「甘え」の雄弁
結語に代えて(世界の言語に関する質問) 結語における質問の解答と解説 主要参考文献
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