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地域を「読み・解く」55のアプローチ
地域デザイン科学シリーズ
地域デザイン科学研究会編
横尾昇剛・荒木笙子・石井大一朗・大嶽陽徳・長田哲平・王玲玲編著
価格: 2,300円+税
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商品の紹介
地域における共創を実現するための、調査・分析・実践の手法を解説。ソフトからハードまで、一歩踏み込んで地域を捉えるためのアイデアと視点が満載。まちづくりの担い手に必須の基礎的素養を提示する、地域デザイン科学シリーズ第2弾。
目 次
[PARTT] 地域を「読み・解く」リテラシー
1 現代のリテラシーとしての地域デザイン 時代とともにリテラシーは変化する 地域デザインの時代のリテラシー 地域を「読み・解く」 2 地域を「読み・解く」技法 実践と基礎 「対話」と「可視化」 基礎的な技法を知る 実践から学ぶ 「読み・解く」姿勢を身に付ける 3 地域を「読み・解く」ステップ RSVPサイクルを参照した「読み・解く」プロセス 地域を「読み・解く」実践型教育プログラムの一例 地域の課題に取り組む際の罠 4 持続可能な地域のデザインをめざして コラム : 地域を「読み・解く」前に気を付けること 調査対象者への配慮・データの取り扱い/調査にかかるお金と時間 地域との関係性/基本的な情報収集のコツ
[PARTU] 基礎的な技法を学んでみよう
1 地域デザインの特徴的な技法 地域を知るための可視化(空間分析) 社会を知るための対話(ワークショップ) 2 知っておきたい技法 @ 統計調査の基礎 データの種類と尺度 データの集計 データから確率論を使って結論を導き出す 統計的検定の種類 3 知っておきたい技法 A サンプリングと実験計画法 誰を対象者とするか(サンプリング) 実験の計画 4 知っておきたい技法 B 質的調査を知り、上手に使おう 質的調査とは 質的調査におけるデータの収集方法と分析方法 データの収集方法 データの分析 5 知っておきたい技法 C 量的分析 量的調査とは 回帰分析 テキストマイニング コラム : ビッグデータ コラム :BIM/CIM/3次元モデル
[PARTV] 実践してみよう――テーマから捉える「読み・解く」技法
【1】 知る・見つける [A] 意識・健康・コミュニケーションの調査分析 災害に対する行動意識を理解する ――宇都宮市在留外国人へのアンケート調査から 被災地において、住民意向をどのように反映して復興するか――住宅を事例に 地域住民の健康・栄養状態を評価するために ――食事調査から見える対象者・地域の特徴 人の心理的側面を捉える調査法とその活用―心理尺度を中心に 遠距離介護の会話分析―コミュニケーションデザインの解明 [B] 行動調査 人の選択行動と意識のモデル化 キャプション評価法――調査法のユニバーサルデザインを目指して 行動観察 パブリックライフ調査――公共空間におけるアクティビティのデザイン 交通量調査 温熱環境へ投資することに意味はあるのか? ――生理的心理的快適性と知的生産性による空調の評価と研究・教育 [C] 事例調査・社会実験 構成―建築・都市空間の部分と全体 空間構成における操作の可能性を検討する 統計分析を用いたグローカル研究の進め方 社会・実証実験の事例
【2】 共有する [A] アイデア創出・合意形成 花と緑を通して地域を元気にする復興支援活動 ――千葉県旭市のガーデンを事例に 地域住民のニーズ(要望)の把握 まちづくりの決定プロセス 組織間ネットワーク分析と協働 [B] 都市調査・地域情報のマップ化 地理情報システム(GIS)を用いて外来生物の侵入をモニタリングする ――地域のハクビシン対策に求められる分布情報 人文地理学の観点から観光地域の空間構造を把握する ――ミクロスケールで地域を可視化する分析手法 観光マップづくりの実践 ドローンの活用による観光プロモーション動画の制作 都市のイメージ形成 都市構造の把握
【3】 活かす [A] 組織・制度づくり 目的から考える論理的思考――高齢期の生活を計測する3つの事例 自治体における様々な計画 地域の持続可能性に貢献するパークマネジメントとグリーンインフラ活用 ――見直される緑の価値と今後の可能性 多様なまちづくり組織と調査分析視点 制度分析の応用 政策・制度の決定要因に対する利害関係者や制度からの定性的分析 ――数字にならない事柄の場合 [B] リスク分析 現地調査からみる水災害 世界トップレベルの耐震技術を支える建築物の構造実験 長期に使用される構造物における情報保管および調査のあり方 建設材料と統計―品質管理・設計用数値の定め方 土を扱う際の諸注意―土質試験を行う際の注意事項 土木構造解析 岩盤構造物の活用のための近似解法とその準備 リスクマネジメント
[PARTW] 地域に還す
1 地域との共創における大学の役割(学長インタビュー) 地域における大学の役割/地域の多様なニーズに応えるための文理複眼と 地域との共創/地域の特性と大学の特性を活かした取り組み/地域人材 育成と人材のネットワーク/地域からの学びと大学の価値、学生の満足感/ 地域に還す 2 地域との共創における地域デザインの役割(教員懇談会) 地域と大学の双方向の関係性を支える人材/共創のための技法の必要性/ 地域デザインにおける文理複眼、双方向の取り組みについて/ 地域を舞台に展開しつつある学生の能動的な学び/ まちづくり、地域づくりのプレイヤーの育成
補 論 地域づくりへのまなざし
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商品の詳細
ISBN: 978-4-7793-0694-5
判型: A5並
ページ数: 232
ジャンル: 社会
刊行年: 2022年3月31日
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